ダイエットスープで代謝UP!美味しく食べて痩せやすい体を作る方法

「痩せたくても毎食カロリーや栄養バランスを考えて作るのは大変…」

「なんでもいいからスープにすれば痩せるって本当?」

など、ダイエットのための食事を考えたり、作ることにストレスや疑問を感じていませんか?

ダイエットスープは手軽につくれる低カロリー食であり体重減少も見込めますが、持続的な体重管理と健康維持に向いた食事方法です。

腸内環境のリセット、代謝UPなど体を痩せやすくする良い効果が得られる反面、長期的に行うにはデメリットもあります。

この記事ではダイエットスープの特徴やダイエット効果の有無、適した材料や固形食との違いなどをまとめてご紹介していきます。

ダイエットスープとは?脂肪燃焼or低カロリーがポイント

ダイエットスープとは一般的に野菜や低脂質な部位の肉、豆や海藻類などを使用した低カロリー(平均350kcal前後)スープの総称です。

スープの主役は野菜。

野菜に豊富に含まれる食物繊維の働きにより、脂質や糖の吸収が穏やかになりお通じが良くなる、などのデトックス効果が期待されます。

また、ダイエットスープのうち海外の病院食が発祥と言われる「脂肪燃焼スープ」をご存知の方がいるかもしれません。

脂肪燃焼スープは、低カロリーや低脂質なダイエットスープの中でも「脂肪を燃焼させること」に着目したスープです。

野菜の中でも「代謝を促す効果がある=脂肪燃焼効果が高い」といわれる材料を使ったスープであり、ルールに沿って1週間食べることで、短期間で痩せやすい体を作ることを目的にしています。

食事をスープ置き換えるメリットとデメリット

食事をスープにするメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
・調理時間が短く手軽+作り置きできる
・経済的(余った材料を無駄なく使える)
お通じが良くなる=腸内環境の改善(デトックス)
食後血糖値の上昇が抑えられる(糖と脂肪の吸収が穏やかになる)
・満腹感が続かない(満足感はあるがすくお腹空く)
・食事が単調になり飽きる(精神的に疲弊する)
食材や味付けによっては効果が見込めない

カロリーや栄養バランスを考えた献立づくりが手間に感じたり、忙しい方には「切る・煮る・味付けする」だけのシンプル調理で済むダイエットスープは大きなメリットになると思います。

材料を切って冷凍しておけば、都度「食材を切る」1ステップも省けるので、作り置きも活用するとより便利です。

余った野菜があれば、それにタンパク質の取れる材料(低脂質な鶏むね肉や豆腐などの豆類)を加えてコンソメや出汁で煮るだけなので、お財布にも優しいのがスープの良い点と言えるでしょう。

間違うと逆効果!注意してほしい材料と味付け

低カロリーor低脂質だからこそ、満腹まで食べて良いとされるのがダイエットスープの嬉しいポイントです。

しかし、「全然痩せないし、むしろなぜか太った」という、効果を疑問視する声を目にした方もいると思います。

残念ながら食材選びや味付けを間違えると、「低カロリーのつもりが実は高カロリーなスープになっていた。」ということが起きてしまうことも。

「なんでもスープにすればOK」ではないので、以下の注意点をチェックしていきましょう。

【糖質・脂質が高くなる食材と味付け】

糖質が高い食材
・芋類(じゃがいも・さつまいも)
・はるさめ

脂質・カロリーが高い味付け
・クリームスープ(牛乳・生クリーム)
・ポタージュ(糖質の高い野菜+牛乳+バター)

糖質の高い食材は血糖値がいっきに上がってしまい、脂肪を蓄えやすくなります。

また、味付けに牛乳+バター+生クリームなど、高脂質な材料をつかったクリーム系スープは、具材がヘルシーな野菜でも味付けの時点で高カロリーです。

味付けは出汁やコンソメ、トマトベース、塩胡椒ほか香辛料を効かせるなど、シンプルなものを選択すると失敗しないダイエットスープづくりができるでしょう。

固形食とスープ、低カロリーならどちらが痩せる?

同じ低カロリーなら、固形食とダイエットスープはどちらを主体にダイエットをした方がいいでしょうか?

人それぞれ、体の状態やお悩みが違うので「正解は◯◯です」とは断定できませんが、一般的にスープは短期間、固形食は長期間(日常的な食事)のダイエット向きとされています。

スープには「飽きる、精神的に厳しい」というメンタル面のデメリットもありますが、一番の問題はやはり栄養不足になるリスクです。

栄養のとりやすさ(ビタミンやミネラルなど熱に弱い栄養素がスープに溶け込むため)、消化の良さ、手軽さからスープは非常に良い食事ですが、長期間になると、タンパク質や炭水化物が足りず栄養バランスが崩れます。

そのため、スープだけの食事をずっと続けて痩せるのではなく、体が痩せやすい状態になったらスープはカロリー調整や体調管理をスムーズに行う目的で、固形食と組み合わせて続けていくのが無理のない方法と言えるでしょう。

満腹感やエネルギー消費では固形食が勝る

水分と食物繊維をたっぷり含んだスープは、具材が多くても低カロリーなので食べ応えもあり思ったよりも満足感のある食事になります。

ただ消化吸収がよく胃腸に負担をかけない分、固形食に比べて満腹感が継続しにくい(=お腹がすきやすい)のが、残念なポイントです。

また、食事を消化吸収する際にもエネルギーが消費される「食事誘導性熱産生(※)」という代謝があります。

食事誘導性熱産生が高いほど、食後の代謝が上がりエネルギーが消費されやすくなりますが、スープよりもよく噛んで食べる固形食の方がこの代謝が高くなると言われています。

そのため、代謝の強さや満腹感の継続という点では、固形食の方が長期間のダイエットに向いていると考えてられているようです。

※食事誘導性熱産生は食事を摂るタイミングや食事(食材)内容・食事の温度・噛む回数などで、消費されるエネルギー量が大きく異なる。噛む回数が少ないスープは食後の消費エネルギーが少ない。

長期継続は難しい!ダイエットスープは短期間or食欲調整向き

体重を落とす基本は「摂取カロリーが消費カロリーを下回る(アンダーカロリーにする)」ことです。

食事管理をメインに週2〜3回筋肉トレーニングをおこない、基礎代謝の維持&消費カロリーを多くすることで体重と落としていくのが一般的なダイエットの方法として知られています。

そして、先にお伝えした通り栄養不足やメンタル面での影響(人によるところが大きいものの、食事の楽しみが損なわれることは精神的に疲弊しやすい)により、ダイエットスープをメインにした食事の長期継続はおすすめできません。

ダイエット中は食事に限らず、運動や体重停滞など、さまざまな理由により大なり小なりストレスが発生しやすい状況です。

ストレスを感じること=100%悪でありませんが、ダイエット中に強いストレスがかかると、コルチゾールという脂肪を蓄えやすくするホルモンが増えてしまうため、結果痩せにくくなると言われています。

特に、食事が単調で飽きやすいダイエットスープに強いストレスを感じる方は、やめた時やふとした瞬間の暴飲暴食につながりやすくなったり、リバウンドしやすいという懸念もあるので、集中的に行うのは短期間にとどめるが無難です。

脂肪燃焼スープなら継続期間は1週間

ダイエットスープの中でも、脂肪を燃焼させる食材をメインにした「脂肪燃焼スープ」で体重を落としたい場合、継続期間は1週間になります。

脂肪燃焼スープの代表的なレシピとルールは以下の通りです。

基本の材料:キャベツ/にんじん/ピーマン/トマト/セロリ/玉ねぎ

野菜は一口大に切って、大きめな鍋に野菜がひたる程度の水を入れて煮る、コンソメに塩こしょうを加えて完成。

【1週間の食事ルール(3食スープ)】

1日目:スープ+間食はバナナ以外の果物
2日目:スープ+夕食のみ具材に芋を追加してOK
3日目:スープ+間食に茹で野菜
4日目:スープ+バナナ(毎食追加してOK)
5日目:スープ(具材にお肉を追加)
6日目:スープ(具材にお肉を追加)
7日目:スープ+毎食玄米ご飯

※5日目以降は、スープに豆腐・豆乳を追加したり、別途ゆで卵を食べても大丈夫です。

栄養失調になる恐れがあるので、3食すべて脂肪燃焼スープを食べる期間は、1週間できっちり終了させてください。

脂肪燃焼効果のある野菜なら、材料は変更してOK

基本の材料はトマトベースの味付けですが、トマトの酸味やクセのあるセロリが苦手な方は、脂肪燃焼効果のある別の食材を利用してもOKです。

【代用する食材】
・えのきやしめじなど、キノコ類
・ブロッコリー
・パプリカ
・小松菜やほうれん草

また、根菜類、しらたきなどの蒟蒻製品、ネギや生姜など体を温める食材も栄養価と満足感を高めてくれるので、追加してみても良いでしょう。

夜1食をスープに置き換えても痩せられるのか?

夜1食だけダイエットスープにする場合、ダイエットスープを1日3食とるより、痩せやすくなるまでに時間はかかりますが効果がないとまでは言えません。

この場合、ダイエット効果よりも、体調管理や体型の維持のほうが効果として期待できるでしょう。

夜の食事をダイエットスープにするメリットは多数あります。

・空腹感を感じにくい(=ストレスが少ない)
・睡眠の質が上がる(消化吸収しやすいため)
・脂肪を溜め込みにくい

夕飯をしっかり食べる食習慣の方も多いと思いますが、夜は就寝するだけなのでエネルギー消費が少なく、たくさん食べる必要はありません。

ただ、何も食べないと空腹感で唐突な間食をしてしまったり、寝付かれなかったりするので絶食もあまり良いとは言えない行動です。

そのため、空腹感を満たしつつ消化に負担をかけないダイエットスープは、夕飯にちょうどいい食事と言えます。

あなたに合う食事はスープ?固形食?プロのアドバイスを聞こう!

この記事では数多くあるダイエット方法の中から、手軽に始められる「ダイエットスープ」をご紹介しました。

ダイエットスープは材料や味付けにちょっとした注意を払えば、お腹いっぱい食べても良い、ダイエット中でも満足感の高い食事が取れる方法です。

ただし、栄養バランスを崩すリスクや、同じような食事で精神的に疲弊する可能性もあるため、ルールを守って短期間集中で行うようにしましょう。

ダイエットは、食事(アンダーカロリー)+運動+休息が王道。

なかでも、しっかりした食事管理は8割方、ダイエットの成功と直結していると言えるほど大切です。

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この記事を書いた人

ELEMENT

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